ドイツに学ぶ!お金をかけないシンプルな生活のヒント

エコやサステイナブルな国といえば、ドイツを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ドイツは、環境保全にとても力を入れており、物を大切にする暮らしをしている人が多いです。

また、ドイツ人は倹約家が多く、お金をかけないシンプルな生活を上手におくっている人が多いので、私たち日本人の暮らしのお手本にできることがたくさんあります。

この記事では、ドイツの人たちの暮らしと、それを日本で取り入れるヒントをご紹介していきます!

良いと思ったところがあれば、ぜひ取り入れてみて下さいね。

お金をかけないドイツ人の生活とは?

物を大切にする

ドイツでは古いものを長く使うことを美徳とする文化があります。環境先進国のドイツは、エコが生活に根付いているので、捨てることを前提として物を買う考え方がないのかもしれません。

100円で買ったから、使えなかったらまた別の物を買えばいい。
そんな考え方はドイツにはないんですね。

たとえば、ドイツの車には、ドイツ政府公認のHナンバーという税の軽減が受けられる制度があります。Hナンバー付与の基準は、車の製造から30年以上がたっていること、欠陥がなく改造がなされていない車であることです。


Hナンバーのような政府が公認している税の優遇制度は、古い物を長く使うのは良いこと。という思想に結びついているのかもしれませんね。

たくさんのモノに囲まれた生活をしていると、古くなったら新しいモノに買い替える選択肢しかないように思ってしまいますが、ドイツ人の文化は見習うべきところが多いのではないでしょうか。

お金をかけない趣味をもっている

サイクリング

ドイツで人気のサイクリングは、初期費用はかかるものの定期的なメンテナンスさえすれば、お金がかからず健康的に過ごせる趣味だといえます。

人気の理由に、ドイツはサイクリングロードと呼ばれる自転車専用道路の数がとても多く、年齢を問わず安全にサイクリングを楽しめる環境が整っていることです。

日本はまだまだ、自転車専用道路の数が少ないのが現状ですね日本ももっと増えてほしい!

また環境意識も高いので、排気ガスを排出しないサイクリングは、エコでクールだと考えている人が多いようです。サイクリングは交通費の節約にもなり、環境にも良く、健康的な一石三鳥の趣味といるのかもしれません。

ガーデニング

ドイツの人たちは、自宅またはクラインガルテンと呼ばれる潜在型市民農園でガーデニングを楽しんでいます。

クラインガルテンとは簡易宿泊施設つきの市民農園のことです。日本にはまだ数少ないクラインガルテンですが、区画ごとに小屋(簡易宿泊施設)があり、各々が自分にとって心地良い空間を作っています。

たくさんのお花の側で食事を楽しむ人、木陰のハンモックでお昼寝する人、みんな自由に居心地の良い空間を作って楽しんでいます

またドイツは日曜、祝日と休みのお店が多いのも特徴です。わたしたち日本人は、日曜や祝日が休みのお店なんて考えられない!という感覚がありますが、ドイツ人の多くは、お金よりも大切なモノは自由な時間という考え方のようです。

ガーデニングは野菜や花を収穫するだけではなく、各々にとって心地よく、自由な時間を楽しむ大切な趣味なのかもしれませんね。

DIY

DIYが趣味のドイツ人はとても多く、観光バスが出入りできるほど大きな駐車場をもつ、ホームセンターがたくさんあります。

なぜドイツでDIYの需要が多いのでしょうか。その理由のひとつがアパートの設備です。日本で賃貸住宅は、台所の調理台や水道の蛇口がついているのは、当たり前という感覚ですが、ドイツはそういった設備が整っていないので、全て自分で設置しなければいけません。

有料で人に頼んで設置してもらうこともできますが、DIYの「Do It Yourself」の言葉どおり、ドイツ人は「自分のことは自分でする」自立した考えの人が多いので、費用節約の目的もあって、自分で設備を設置する人が多いです!



日本にいると、モノがあるのが当たり前なので、必要に迫られてDIYをする経験はあまりないと思いますが、ドイツの人にとってDIYは、費用の節約になるとても身近な存在なのではないでしょうか。

家にはこだわりがある

倹約家が多いドイツですが、家にはこだわりがあり、お金をかける人が多いのも特徴です。

なぜなら家を居心地の良い場所にして、家族と過ごす時間を大切にしているからです。

家を心地良いモノにして、ベランダで本を読んだり、日光浴をして一日のんびりとした過ごし方も一般的なようです。長く過ごす場所だから、家にはこだわりがあり、お金をかける人が多いのかもしれないですね。

お気に入りのモノに囲まれて過ごす生活は憧れです。1日お家でのんびりと過ごすと節約にもなりますよね。

日本でお金をかけないシンプルな生活を実践するための3つの心構え

家の中を整理する

家の中のモノを整理してみましょう!

どのくらいのモノが、どれだけあるのか把握ができると、本当にひつような物が分かるので、無駄な買い物がなくなります

たとえば一番モノを貯め込みやすいのが冷蔵庫のなか。特売の品物をたくさん買って、冷蔵庫がモノであふれて食品の賞味期限が把握できなかったり、奥の方からしなびた野菜がでてきた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

片づけも一度に終わらせようとすると嫌になるので、毎日10分だけ!と時間を決めて取り組むのが成功のコツです!

モノを少なくすると、心がすっきりとして気持ちの余裕がうまれるキッカケになります。すっきりと片付いた家は居心地が良く、お家時間を有意義なものにしてくれますね。

よく考えて買い物をする

本当にこれは自分にとって必要なのか、もう一度考えてみてください。

一度立ち止まって考えることで、冷静になり衝動買いや、ついで買いを抑えることができます。

好みの洋服を見つけてどうしても欲しくなった時などは、すぐに買わずに、先に別の用事を済ませていると、意外とその間に物欲が収まっていたりするものです。

増やすなら、その数を減らすというようにマイルールをつくることもおすすめです!

よく吟味して買った品物ほど、愛着がわいて長く大切に使おうという気持ちになるのではないでしょうか。

ついでに楽しめるあそびを見つける

あそぶ為に新しくお金を使わずに、今の生活のついでに楽しめるあそびを見つけましょう!

ついでに楽しめるあそびとは、買い物やお散歩などのついでに楽しむあそびのことです。

たとえば、いつものスーパーで買う野菜を、少し足を延ばして産地直売所まで買いに行くと、今までみたことにない珍しい野菜に出会えたり、その日の朝に収穫された、とびきり新鮮な野菜をお安く買うことができます。

また、お散歩の習慣がある方は、いつもと違う道をお散歩してみることで、徒歩でしか見つけられない細い道にある産地直売所で安く果物が買えた!なんていうこともあるかもしれません。

普段の買い物も、気持ち次第で楽しく過ごせるあそびに変わります。

私自身、産地直売所に野菜を買い物に行くことが、毎週末のルーティンであり、楽しいあそびでもあります!

産地直売所は一例ですが、新しくお金を使わないあそび方を考えるよりも、日々こなしている家事のプラスアルファで楽しめるあそび方を考えるほうが、生活に取り入れやすいのかもしれません。

まとめ

ドイツに学ぶ!お金をかけないシンプルな生活についてご紹介しました。倹約家が多い国だからこそ、お手本にしたいところがたくさんありました。

お金やモノにとらわれない生活は人生をより豊かなものにしてくれるのだと思います。

全て同じ生活を送ることは難しいかもしれませんが、できる範囲で、お金を使わない暮らしを、日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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